勝訴ストリップを振り返る。
【勝訴ストリップ】
椎名林檎の2ndアルバム。圧倒的世界が確立された大傑作。
無罪モラトリアムより、強烈な「言葉」の数々が聴く者を突き刺す2nd。誰かを愛したい、そしてできれば、その人から愛されたい。すべての現代人が渇望しているコミュニケーションへの欲求を高い純度で音像化した作品であり、激しく、ヒリヒリとした痛みに満ちている。暗く、冷たい心象風景をポップ・ミュージックへと昇華した作品。
あまりにも衝撃的すぎたのだ。
当時の私にはあまりにも刺激が強すぎた。
あれから幾分の月日が流れているのにも関わらず今でも衝撃的だ。
・衝撃的な理由① ネーミング
この日本の中に【勝訴】と【ストリップ】を組み合わせた造語を作れる人がいるだろうか?林檎嬢にしか思い付かないのではないだろうか。
●勝訴=裁判用語で、訴訟に勝つことを意味する。
反対語は、「敗訴」。
●ストリップ=(英strip)、女性が踊りながら、
衣装を一枚ずつ脱いで裸体になる演芸。
・衝撃的な理由② アートワーク
アルバムのアートワークが素敵すぎた。素敵すぎます。
今、見直しても綺麗すぎます。ブラックを基調とし、ロリータでありながらゴシックな要素を持ち合わせている。彼女の世界感は衝撃過ぎました。作品の中の『言葉(歌詞)にピッタリな人物像』だと今でも尚、思います。
・衝撃的な理由③ 完成度が高すぎた
55分55秒と総収録時間(ノンストップ)にもこだわった林檎嬢らしいお茶目なところがあります。
13曲収録で7曲目の「罪と罰」を中心に曲が対称(シンメトリー)に配列している事は有名な話ですよね。細かい部分まで全ての完成されており、発見するたびに嬉しく思っていました。
・衝撃的な理由④ 今でも尚、古さが無くすんなり聞くことができる。
一番の衝撃は2016年でもすんなりと聞くことができ、古さを感じることが無く聞けるとこと。これこそが最大の衝撃です。同じように感じている方も多いのでなないでしょうか?( 'ω')
勝訴ストリップは偉大すぎます。
椎名林檎が放つ【言葉】は色あせること無く今でも尚、魅了させてくれますね…!!
此処から私の椎名林檎狂が始まったのです・・・( 'ω')!!
#椎名林檎