椎名林檎用語だらけの桃太郎
今日は昔話を一つ。
『椎名林檎用語だらけの桃太郎』
昔々、おじいさんとおばあさんが頰を刺す朝の山手通りを歩いていました。
おじいさんが銀座へ警官ごっこしに、おばあさんは大遊戯場歌舞伎町へ女王と云う肩書きを誇らしげに掲げに行きました。
そしたら室見川からTOKYOまで、大きな桃が-XYC-(エクスタシー) -XYC-(エクスタシー) と流れてきました。
「こんなに突き上げている桃はみたことがない。超弩急(ちょうドきゅう)の桃だ。果物は煙草の害を防ぐと言うみたいだし、一旦持ち帰って食べよう。」
一旦持ち帰った桃を割ってみると、中から小さなモンテスキューが輪廻ハイライトしてきました。
「笑顔が眩しいね。この子を桃太郎と名付けることにしよう。」
季節は廻つて急ぎ足、15に成った桃太郎を置いておばあさんは消えました。
毎週金曜日に来てた男と暮らすのでしょう。
その後もすくすくと成長した桃太郎はある日、このように言いました。
「・・・すみません。感無量で何も言葉もありません。ここまでの成長の証に鬼ヶ島での鬼退治をしてきます。」
新宿系として成長した桃太郎は【ヴィヴィアン ウエストウッド】と書かれたアーマーリングを指につけて、愛車ヒトラーに乗り込み、鬼退治へと向かいはじめました。
桃太郎が鬼退治の旅を続けていると、八番出口の方から犬がやってきました。
「きびだんごを買うから、領収書書いて頂戴 税理士なんて就いて居ないんから」
桃太郎はジャニスを聞いてセンチメンタルになっている中、毎日襲来する強敵、電話のベルが鳴りました。着信はサルからです。
「きび団子をくれたら、私とあなたはただならぬ関係を結べますよ。」
桃太郎が違う制服の女子高生を目で追いながら歩いていると、斜め後ろ頭ら辺に痛い程視線感じ、振り向くとキジがやってきました。
「きび団子くださいな。あたしは綺麗とか美人なタイプではないけれど。」
あー。しくじった。しくじったなぁ。このメンバーで鬼と戦えるかなぁ・・
と桃太郎が困惑してると
「きび団子くださいな。できれば丸い四角のきびだんごを。」っと言って某ジャクソン夫人も仲間になりました。
仲間が揃い、桃太郎達は現在を最高値で通過し、鬼ヶ島に着地しました。
桃太郎は鬼達に拡声器型でこうアナウンスしました。
「if you know her お前はもう秒殺」
桃太郎達のやっつけ仕事は多様化したり自動化したり、使うのは口ばっかり。
鬼をグレッチで殴ったり、ベンジーが肺に映ってトリップしたりして、
BPM119 釣合え心ノ臓 先天性加虐趣味な鬼への THE BEAT GOES ON
イヌは身体機能を鈍らせる麻酔剤で攻撃を、
サルは前足で攻撃を、急所 完全に命中
キジは鬼に言いました。『一度栄えし者でも必ずや衰えてゆく』
某ジャクソン夫人は、だ液を吐き捨てる密やかな密やかな行為に専念していました。
鬼「うわあ、まいった。当然の報いとして仇と利息の返済をします・・・」
鬼退治をした桃太郎達は山手線最終で電話持って、電車乗って、電動ランデヴーしながら戻ってきたけども、報酬は入社後平行線でした。
それでも桃太郎は構いません。
いまここに存在するのに必要なものはもう持っているんだ。と言ったとさ。
〇〇だらけの桃太郎シリーズ。
椎名林檎バージョンを作らせて頂きました。
勢いで作ったが後悔はしていない。
マニアック過ぎるところもあるがついて来て欲しい。
愛好家の皆さまが少しでもクスッと笑って戴けたら幸いです。
書きたいことは以上です。