今日も聞いてる。椎名林檎の勝訴。
朝起きたら雨が降っていたから。
肌寒くて、間も無く冬が来るって感じたから聞き出した。勝訴ストリップは、なんとなく寒い季節が似合う気がしたから。1曲目から順番に聴きながらダラダラとブログを書くとする、中身はない。お暇な方だけお付き合い願いたい。
勝訴ストリップは2000年3月31日にリリースされた。もう17年前だ。リアルタイムで聞いてた頃いったい私は何をしていただろうか。多分鼻を垂らしていた。それくらいまだ青みがかった年齢だった。時の流れは無情。今、鼻を垂らしていたら間違いなく自己管理できていないと見なされる。というか対人する人、全てに引かれる。
虚言症から始まり依存症で終わるこの勝訴ストリップ。このアルバムは『切ない』そして『やりたいことと若々しさ故に大人に対しての反抗感』がぎゅっと詰まっているようなアルバムだなぁ。まぁ、本人が声ヴォイス:椎名“マゾヒスト”林檎小娘って仰ってるぐらいですしね。今でも良いアルバムだなぁと感じるからやはり椎名林檎最高ってなる。名曲多いよね。
勝訴ストリップでシングルカットされて。『ギブス』と『罪と罰』、『本能』売れるには理由があるよね。EMIの力も凄いと思うが本人のセンスが凄い。今聞いても良い。
『don’t U θink? i 罠 B wiθ U 此処に居て ずっと ずっと ずっと 明日のことは判らない だからぎゅっとしていてね』
から
『愛してる独り泣き喚いて 夜道を弄れど虚しい
改札の安蛍光燈は 貴方の影すら落さない 』
『淋しいのはお互い様で 正しく舐め合う傷は誰も何も 咎められない 紐 解いて 生命に 擬える』
までだ。
ギブスから罪と罰までの曲数2曲。圧倒的な成長感を否めない。
やはり椎名林檎凄い。
とわ言えどもギブスはいい曲だ。
『don’t U θink? i 罠 B wiθ U 此処に居て ずっと ずっと ずっと 明日のことは判らない だからぎゅっとしていてね』
なんて言われたら今でも心がぎゅっとなる。切ない。10代じゃなきゃ書けないし感じられない感覚。
青い春が爆発している、けしからん。
10代の男女の関係は直ぐに『絶対』や『一生』など使うし、それを信じてる。筆者だってそうだった。しかしながら椎名林檎もそう言ってるぐらいだし、なんら恥ずかしくもない。今ではどうだ。間違いなく発言に『絶対・一生』など使わない。絶対や一生など無い。故にそれがわかるのは結果論だ。発言には責任が発生する事を知り、リスクマネジメントを覚え、傷を抱えないようにするからだ。安易な発言は痛手を負う。何があったかは聞かないでほしい。
当時はギブスにとても素直に共感していた。今では青春を懐かしむように楽しめる。ギブスは二度美味しいのだ。名曲だ。
問題は罪と罰だ。
『愛してる独り泣き喚いて 夜道を弄れど虚しい
改札の安蛍光燈は 貴方の影すら落さない 』
どうした。完全に男女の関係終わってるよね。もしくはギリギリ保っているのか。2曲前まで、とても素直に素敵に愛情表現して居たのにどうした。限りなく人生経験積んで大人になってるよね。罪と罰作った時、椎名林檎19.20ぐらいでしょう?凄い表現力。罪と罰は大人になった今でも素直に共感できるから凄い。酔っ払って聞くとなお良い。
結果として今日わかった事は酔っ払って罪と罰を聴くと、『マジで名曲過ぎる…あの若さでこの曲作った椎名林檎才能あり過ぎ…最高だ』って事でした( 'ω')フォオオオオヲサスゥゥゥゥゥアサノヤマテドォォォォォリィィィィ。うん。最高( 'ω')
— yung (@yunglog0) 2017年10月11日
先日もフォオオオオヲサスゥゥゥゥゥアサノヤマテドォォォォォリィィィィ↑↑って駅のホームで歌いそうになってた。危ない。歌っていたら社会的に終わっていただろう。危険性が強い。
本能もまた名曲だ。本当に格好が良いって当時も思って居たけど、今でもそう思う。
痛みと深みと真理といろんな感情が含まれてるよね。約束が要らない事から歴史の上に言葉が生まれた理由を解いてしまってるから。果たされないならコミュニケーションツールさえも要らないと。なんというエゴイスト。どう考えても言葉は発展の為に必要だと思ってるけと。この頃から椎名林檎は哲学者なの?やさしい哲学なの?きっと正当な恋仲の関係性じゃ無いからこんな歌詞なんどろうけどさ。力強さと弱さが交わってる繊細な時期にしか感じられないような歌詞で体幹を上手に表現できる椎名林檎凄い。そしてサビが生々しい。
とりわけ目立つのはこの3曲。だけどこのアルバムは『虚言症』も『浴室』も『月に負け犬』も『病床パブリック』も『依存症』も思入れが強くて書きたいことが沢山ある。上げて居ない曲も勿論好きだし。全部書いたら日が暮れる。
なんというか。勝訴ストリップもまた【生々しい女性としての性】を歌ってるよね。其処がとても素敵に見える。生々しさこそがこの頃の椎名林檎の最大の特色だったのかもね。
『既にもう女として生まれた才能は 発揮しているのだけど 脱がせてほしい』
って誘い文句。最高にして最強だと思う( 'ω')