ユニクロ潜入一年 【02】
This is “大人の喧嘩”
This is って言うと向井秀徳が出てくる気持ちは置いといて。
真っ先に受けた印象は《大人の喧嘩》と言うイメージ。
ユニクロの柳生さんが『うちで働いたことがない人こそブラック企業と言う』ならば『働いて見ようではないか』そこから始まるジャーナリズム本。
ジャーナリストとして本当に素晴らしい行動だと思う。
だかがしかし、この本一つではユニクロを倒すことはできにない。
本の内容としては、本当にユニクロがいかに過酷の労働環境であるか伝わる。アルバイトを上手に使う。否、上手ではない。主婦と大学生を使うことで賃金と勤務時間を下げる。けれでも正社員制度を使うことで甘い蜜も渡す。しかしながら、正社員になればいいのか。と問われる様な内容であった。格安システムには必ずカラクリがある。ユニクロの安さは過剰なほど削りにいく、人件費と製造費用。それは国内国外に自社で働く人に歪みがきている。
そして柳生社長のワンマン経営が暴かれる。言葉の矛盾。洗脳。圧倒的なボスマネージメントである。
ユーザーとして、ユニクロはあれだけの低価格で衣類を提要してくれるのは大変便利でありがたい企業だと思う。また、国単位で見てもあれだけの雇用を生み出していることは素晴らしいことだ思う。
その反面、自社で働くスタッフが全く幸せになれなていない・・・・。ユーザーファースト。利益に追求。それに特化し、社員の手当は二の次。賃金も少なく、労働も激しい。けれども、時間は思いっきり削られたり、伸ばされたり。
働くスタッフはここで何を見出すのか?
守るべきを追求はスタッフ。その先にユーザーではないのか。
あまり気分が良いものでは無いが。
光と闇ということ知れて損はない。
願わくば、ユニクロで働く人がもっともっと良い環境下に導かれます様に。